憧れのキャバ嬢イメージ

キャバクラや風俗で働く女性に恋愛感情を抱く人は少なくありません。

自分から好きになるケースもあれば、キャバ嬢や風俗嬢が自分のことを好きだと勘違いしてしまうケースもある。

なぜ勘違いが起こってしまうのかをキャバ嬢や風俗嬢が客に対してよく使う言葉をもとに見ていきます。

キャバ嬢や風俗嬢が客に対して使う言葉の意味

「会いたい」

「会えるの楽しみ!」と女性からLINEが来たら、客は「俺に会えるのが楽しみなんだ!」となりやすい。

でも、相手は恋愛感情があって会いたいわけではなく、仕事として客が来てくれる、お金を稼げるという面で楽しみなわけです。

「会えてうれしかった!」と言われたら「俺のことが好きだから嬉しいんだな」ではなく、ただお金をもらえて嬉しかったというだけ。

「また会いたい!」と言われたら「俺のことが好きだから会いたいんだな」と思うかもしれませんが、またお店に来てほしい(サービスを利用して欲しい)でしかありません。

「好き」

実際、仲良くなってきていれば会えることに多少の嬉しさを伴うことはあるとして、それはあくまでも恋愛ではなく人としての好きでしかありません。

また、多くの客と接するキャバクラや風俗で働く女性の中には、客をファンのように見ている人が一定数います。

だから、「好き」と言ったとしても、それはアイドルが「ファンのみんな大好きだよ」と言うのと同じ。

個別に恋愛感情を持った「好き」とは全く違うわけです。

色恋営業なるものがあり、意図して狙っている女性もいますが、たいていは勝手に客側が勘違いしているパターンが多いと思っています。

その他

LINEを定期的に送ってくれるのはお店に来てほしい(サービスを利用して欲しい)から。

好意があるから送っているというわけではありません。多くの客に送っているうちの一件にすぎません。

「やさしい」「癒される」と言われたら惚れているのかと思ってしまいますが、他の客に比べて嫌なことをされないから楽という意味でしかない。

プライベートの写真を送ってくるのは恋人と共有したい感覚ではなく、SNSにアップするのと似たような感覚。承認欲求や自己顕示欲によるものだと思われます。

恋愛を期待している客にしてみれば夢も希望もない話かもしれませんが、実態はこんなところではないでしょうか。

男性が女性の発言や態度を都合よく捉える理由

性的過大知覚バイアス

  • 電車内で女性が自分の方を見てくるから好きなんじゃないかと思った
  • コンビニでお釣りを渡すときに手を握ってくれたから好きなんじゃないかと思った(コロナ禍以降は減っていますが)
  • 笑顔で話しかけてくれるから自分のことを好きなんじゃないかと思った
  • 距離が近くてボディタッチが多いから自分のことを好きなんじゃないかと思った
  • 仕事で自分が困っているときに声を掛けてくれたから好きなんじゃないかと思った

女性側からすれば何気ない、誰にでもしている行動を男性は自分への好意と捉えがちなところがあります。

これは性的過大知覚バイアスと呼ばれており、男性には他者の自分に対する性的関心を過大評価してしまう傾向があるのです。

男性が一人でも多くの女性とかかわりを持ち、子孫を残せる可能性を高めるために働くバイアスだと言われています。

勘違いでも女性から好意的に見られていると思ったほうがアプローチしようという気持ちになりますからね。

サンクスコスト効果

自分が費やしたお金や時間を取り戻したい気持ちになって執着するのがサンクスコスト効果です。

キャバクラや風俗に通ってお金と時間を費やせば費やすほどのめり込むことになります。

ただのめり込むだけならまだいいのですが、「これだけ時間とお金を使ったんだから相手は好意を抱いているに違いない」といった勘違いを起こさせる要素にもなってしまいます。

ギャンブルにお金をつぎ込んでそろそろ当たりがくるはずだと思う心理と同じです。

とくに女性とのかかわりが少ない男性ほど勘違いを起こしやすい傾向があるため、見つめ直して修正する力を身に付けることが必要になってきます。

客観視できると実態が見えてくる

本当に自分に対して恋愛感情があるのかないのかは客観的に見てみるとわかります。

キャバクラでお金を払って客として数回通った。

相手が自分に対して好意のあるような発言や態度を取ってきている。

まだ数回しか会っていない中で急に恋愛感情を抱くだろうか?

そもそも相手の発言や態度はお金を払って受けるサービスの範疇ではないだろうか?

相手はお金を稼ぐために仕事としてやっていることでしかない。

自分はお金を払ってお店のキャストのサービスを受けているだけでしかない。

こうやって冷静に考えてみれば相手が自分に恋愛感情を抱いていないこと、場合によっては色恋営業のようなテクニックすら使っていないことに気付くと思います。

もし、色恋営業で自分のことを好きであるかのような対応をしてきたとしても、客観視できていればありえないことがわかるはずです。

自分で上手く客観視できない場合はカウンセリングを

ただ、恋愛感情が強くなっているとなかなか冷静に考えることができません。

ありえないと頭でわかっていても気持ちが先行してしまうからです。

頭ではただ仕事として言ってくれているだけだと思いつつ、どこかしら期待する気持ちをなくすことができない。

一人だけではどうしようもありませんが、第三者であるカウンセラーに話していくことで自分を客観視できるようになります。

キャバクラや風俗で働く女性に恋心を抱き、冷静に相手と自分の関係性を見れない状態になっている方はご相談ください。