カウンセリングを受けるにあたってカウンセラー選びは重要です。
単純にクチコミや〇〇専門で選ぶのではなく、以下のようなポイントをもとにしっかり検討されることをお勧めします。
カウンセラー選び5つのポイント
ホームページの内容
まずカウンセラーのことを知る手段はインターネットでの検索が中心になるかと思いますので、ホームページにしっかり目を通すことが大切になります。
ホームページの文章にカウンセラーの知識量や経験、人柄等、特徴が出ているものです。
人間の心理に関してはまだまだ未解明なところが多いため、「絶対にこうだ」と言い切るような表現ばかりのところは危ない傾向があります。
まれに「私が治します」とアピールしているところがありますが、そもそもカウンセリングの定義から外れているため避けたほうがいいでしょう。
カウンセリングはあくまでもサポートであり、お互いに協力し合って改善を目指すものです。カウンセラーができることには限界があります。
直感
カウンセリングの効果はカウンセラーとの相性に大きく左右されるところがありますので、ホームページやブログ、ツイッター、フェイスブック等で、そのカウンセラーの写真や文章を見て、直感的に自分と合いそうだなと思えるかどうかでご判断ください。
男性の方が話しやすいか、女性の方が話しやすいかも一つの基準です。
「この人になら話しやすそう」「自分のことを理解してもらえそう」「親身になって対応してもらえそう」といった自分の感じたことをもとに受けてみて、実際に違っていたら別のところを探すという前提で受けてみることが必要かと思います。
私もいくつものカウンセリングルームを渡り歩いてきた経験上、直感が外れて残念な思いをすることもありましたが、思っていた通りのところに出会えることもありました。
『公認心理師』や『臨床心理士』といった資格を持っているかどうか、臨床経験が豊富かどうかといったことよりも、感覚的に自分と合いそうかどうかを重視していただければと思います。
クチコミ、メディア実績
本を出版しているから、クチコミが良いから、お客様の声が多いから、テレビ出演しているから、雑誌で取り上げられているからといった内容での判断も避けたほうがいいでしょう。
カウンセリングを受けたことを知られたくない人が多いため、クチコミはカウンセラーから頼まれない限り書かない傾向があります。自発的に書くクチコミはクレームがほとんどです。
お客様の声はいくらでも捏造できますし、お金を積めば出版やメディア出演も可能です。実際に私が受けたところでは感想(良い部分のみ)を求められた上、提出した内容がまったく別の文章に加工されていたことがありました。
仮にそれが事実だったとしても、自分の問題を改善できるという保証にはなりえませんので、判断基準としてはふさわしくないのではと思っています。
ただ、実際に出版されている本の内容に共感できたとか、テレビや動画で話している雰囲気で自分と合いそうだと思って選ぶのは良いと思います。
料金
カウンセリングの料金は対面カウンセリング1回50分で5,000円〜13,000円くらいが相場ですが、継続できる金額かどうかが判断基準となります。
単純に高ければ良くて、安ければ悪いということは言えません。
ただ、無料や明らかに安い金額のところ、最初に回数券を購入する形で途中でやめても返金がないところは気を付けたほうが良いと思います。
私も過去にやっていたことではありますが、返金保証をしているところは避けてください。
カウンセリングは絶対的な魔法ではないにもかかわらず、改善の保証を謳う時点でおかしいからです。
問い合わせ対応
どうしても判断がつかない場合は、一度メールで問い合わせをしてみるのも良いと思います。
問い合わせ一つでも対応の早さ、誠実さなど伝わってくるものがあるのですが、その際に少し注意して見ていただくと良いのが文面です。
通常、実力があるまともなカウンセラーの場合、一般社会でも通用する社会常識を備えていますから、あまりにも文面が社会不適合な感じであったり稚拙である場合はやめた方が良いと思われます。
問い合わせの段階で親身に対応してくれるかどうかも見極めのポイントだと思っています。
ただ、電話での問い合わせに関しては、愛想良く上手に言いくるめてくるカウンセラーもいるようですので気を付けてください。
カウンセラー選びにあたっての注意点
カウンセリングには薬のように副作用はありませんが、良い効果だけが得られるとは限りません。
カウンセリングを受けることで悪化してしまう場合もあります。
その一番の原因は「カウンセラーの質」です。
カウンセリングを行うカウンセラーは商品そのものであるため、カウンセラーの質が悪ければ以下のようなことが起こる危険性があります。
- 見下した対応をされる
- 些細な悩みだとバカにされる
- あなたよりもっとつらい悩みを持った人はいるから頑張れと諭される
- 相談内容をカウンセラーの自己判断で許可なく他人に話される
- カウンセラー自身の満足のために利用される
- 性的な関係を求められる
- 法外な料金を請求される
- 相談や苦情を無視される
- テクニックに走って一番大切な感情をないがしろにされる
- カウンセリングをやめると言った途端に、急に態度が悪くなる
- カウンセリングを受けることを強要してくる
- 感情的になって怒られたり暴力を振るわれる
- 買いたくない商品を買わされる
- できないことやカウンセラーが気に食わないことがあれば怒られる
当カウンセリングルームでは、このような事態を防ぐためカウンセリングを行うにあたってお約束させていただいている事項があります。
カウンセリングにおけるお約束事項をご確認下さい。