スマートフォンが普及してから「歩きスマホ」といった言葉が出るほど、どんな場面でもスマホをいじる人を見かけるようになりました。例に漏れず私もよくスマホをいじっています(笑)
アプリでゲームをしたり、ニュースを眺めたり、facebookやtwitterなどのSNSを見たり、適当に検索して気になるホームページを見てみたり…
まだメールやLINEで連絡を取り合っているなら意味はありますが、明確な目的もなく気付いたらムダな時間を過ごしていたというケースは多いですよね。
スマホ依存症とまでいかなくとも何もしていないのが落ち着かなくてどうしてもスマホをさわってしまうのはほとんどの人が経験しているのではないでしょうか?
ただ、その時間が長ければ長いほど、本来やらなければならないことができなくなりますので、原因と対策について考えてみたいと思います。
なんとなくスマホをいじってしまう原因
常にすぐさわれる状態になっているから
これはスマホに限らず、ゲームやマンガなどにも共通します。
例えば、勉強をやろうと意気込んだとして、でも、すぐ近くにスマホがある状態だと気付いたらスマホをさわっているとか。
そもそも人間はラクなほうに流れる性質を持っていますから、そういう環境に身を置くとどうしても流されやすくなります。
パソコンで転職情報を探していたはずが気付いたら関係のない芸能情報とかアダルトサイトを見ていたりするのと同じ原理ですね。
何気なくいじるのが習慣化しているから
人間は同じことを繰り返すと意味がなくとも続けてしまう性質を持っています。クセというやつですね。
髪の毛をさわること、ペットボトルのフタを飲むたびに締めること、いつも同じコンビニに通うこと、いつもと同じ道を通ること、家に帰ったらすぐにテレビをつけること、愛想笑いをすること…
スマホをさわったらいつものアプリを開き、いつもと同じようにいじっていく習慣ができあがっているのです。
現実逃避できるから
やらないといけないことが面倒くさいことだったり、嫌なことがあったりすると人は現実逃避したくなるもの。
スマホはその現実逃避をサポートする非常に便利なツールなんですよね。
アプリでゲームをしていればゲームに集中して他のことを考えなくて済む、興味があるニュースなど関連記事含めて読んでいくと集中して気付いたら時間が過ぎている。
「今はそのことを考えたくない」という惰性的な後回しを簡単に実現できるのです。
なんとなくスマホをいじるのをやめるために
スマホの使用を制限する
一番手っ取り早い方法としてはスマホをすぐさわれない場所に置くことがあります。
勉強をする間は別の部屋に置いておくとか、部屋の隅に移動させるとか、とにかく手の届く範囲に置かないようにすることです。
目的があってスマホをさわるときもあると思いますが、さわったままになるとまたなんとなく違うことをやりだしてしまいますので、30分なら30分と時間を決めてさわるのも良いですね。
他の習慣を根付かせる
習慣化していることをやめるには習慣の上書きが効果的です。
スマホをいじってしまうムダな時間を他のことをする時間に変えましょう。
例えば、読書、筋トレ、ジョギング、ウォーキング、掃除、整理整頓、日記をつける、スポーツジムに通う、誰かと会って話す、趣味を探してみる等。
やることに関しては少しでも自分がより良くなることがいいですね。
他の習慣を考えるにあたって「もし、スマホがなければ今何をしているだろうか?」と自分自身に問いかけてみるのも良いと思います。
現実と向き合う
やらないといけないことが面倒くさいから考えないようにするのではなく、どうすればできるかを少しずつでも考えていくようにする。
嫌なことがあるから目をそらして考えないようにするのではなく、どうすれば解決できるのかを考えていくようにする。
勉強、仕事、恋愛、夫婦関係、友達関係、職場の人間関係、親子関係、将来、健康、お金、夢…
人によってテーマは違うと思いますが、面倒くさいから嫌だからと目を背けていることに向き合い、解決するために今の自分に何ができるのかを考えて行動に移すこと。
目を背けてばかりでは現実は何も変わりません。
現実逃避を繰り返してスマホで時間を浪費し続けて生み出されるのはムダな時間だけです。少しずつできる範囲から変えていただければと思います。